コスモスポーツにクーラーが付きました!
旧車ファンからは、邪道!って言われそうですが、コスモスポーツにクーラーを取り付けました。
後期型のL10Bには、クーラー付きのコスモがゴロゴロしてますが、前期型のL10Aでは、クーラー付きは見たことがありません。
そもそも、エンジンルーム内にクーラー用のコンプレッサーやコンデンサーの設置場所が確保されていません。
その為、どこに取り付けるか、試行錯誤の連続です。
取付けステーを工夫してようやくコンプレッサーを取り付ける事が出来ました。
コンデンサーは当然ながらラジエターの前か後ろに置く必要がありますが、L10Aはラジエターの前にオイルクーラーが設置されているので、クーラーのコンデンサーを加えると、三重になってしまします。
これだと、効きが悪くなってしまいますが、他に設置する場所もないので、三重にした状態で、風量アップの為の電動ファンを取り付けました。
これで、何とか水温もソコソコにキープできそうです。
ちなみに、L10Bはオイルクーラーがラジエターの障害にならない位置に設置されているので、クーラー用のコンデンサーを設置してもラジエターと二重にしかならないので、冷却効果はそれほど悪くならないようです。
それに、L10AとL10Bの大きな違いは、エンジンの出力が違います。L10Aの110PSに対してL10Bは128PSなので、当時のレシプロ式コンプレッサーでは、負荷が大きすぎてL10Aにクーラーは無理な話だった様です。
今回取り付けたコンプレッサーは当然ながらローター式で軽自動車用の可愛い物なので、それほどの負荷もかからないと思われます。
話が長くなりましたが、早速、群馬県からの帰り道(約180km走行)クーラーがガンガン効いて快適なドライブでした。
但し、途中、10km程度の渋滞に巻き込まれてしまいましたが、水温がどんどん上昇し、時々クーラーを切らないとオーバーヒートしそうな状態になりました。
高速道路をガンガン走った後のノロノロ運転・・・まあ、ある程度の水温上昇は予想していましたが、この時代の車にクーラーを取り付けるって事は、このくらいのリスクがあるって事ですね。
それでも、クーラーの効果は夏の快適なドライブには欠かせない事を改めて実感しましたよ。
夏期は渋滞の無いドライブを心掛けたいと思います。
この記事へのコメント
そもそもコスモスポーツにはダッシュボードにエアーの吹き出し口が無いので、室内のエアーの流れは足元の流入ダクトと三角窓で設計されていたんだと思いますが、当時は車の運転を愉しむ志向が走りに徹し、快適性は二の次だったんでしょうね。